潰瘍性大腸炎の再燃と大腸全摘

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の再燃

寛解して7年目の2020年に血便の量が増えた。

痔もあったことから、潰瘍性大腸炎の再燃になかなか気づかなかったのもある。

妻が長女を出産した日に病状が悪化した。

深夜の出産だったのだが、出産の立会い中に3回もトイレに行く始末。

ちなみに陣痛から出産までの間はわずか2時間。この間に3回もトイレに駆け込む。この日は夜寝てないことから、仕事は遅出にしてもらった。

その日から徐々に体調が悪化していった。

体調も悪く仕事もできなくなっていった。

毎日、朝は食パン、昼と夜はうどん。栄養補給にinゼリー。ささみや胸肉など低脂肪、高たんぱくなものは食べていた。

こんな生活をしていたが、徐々に食事もままならなくなっていった。

長女誕生からわずか16日で、自分ではどうしようもなくなり、かかりつけ医に相談したところ今回受診してないから8年前に入院していた病院には紹介状は書けないと言われた。

かかりつけ医の提携先の病院に救急車で運ばれ緊急入院。

その時熱が38度ありコロナ疑いでPCR検査も受けた。体調が悪くなってから外出してないので結果はもちろん陰性。

入院生活

入院生活では、下血していたのでもちろん絶食。最初は内科医の先生に診てもらっていた。

絶食してるからすぐに寛解するだろうと考えていた。

それなりに元気だったので毎日シャワーを浴びていた。

アサコール、ミヤBMを処方されて飲んでいた。ステロイドもやってた。

そんな生活も長くは続かなかった。

数日後、まさかの大量出血が始まった。

そしてついに大量に出血したことで、トイレで失神してしまう。

トイレで朦朧とする意識の中でナースコールを押したため、看護師さんに発見していただき救助される。

この日の失神を機に輸血が始まった。

その二日後、レミケードの投与が始まる。

しかし、その日にまた大量の下血の後トイレで失神。

その夜緊急の大腸摘出手術をした。

長女が誕生して丁度1か月が経過した日である。

輸血は3日間で10パック、4リットル分の血液が入れ替わったことになる。

人間は体重の8%が血液でできており、1kg当たり80gである。

牡蠣Pの体重55kgに対し、血液量は4.4リットルである。4リットル輸血したのでほとんどの血液が入れ替わっていることになる。

2022年2月22日追記

元看護師の妻によると1パックあたりの計算が間違いとのこと

もう少し少ないらしい。

摘出された大腸はどこから出血しているのかわからないほどボロボロだった。

大腸全摘出後

この日から担当医が内科の先生から、外科の先生に変わった。

大腸全摘出してから一時的に人工肛門になっているがこれも最終的には閉鎖して、肛門から便を出せるようになる予定である。(IAA3期術)

この後2回の手術は、この病院ではできないことからもっと大きな病院で行うことになった。

手術後3か月たった今は驚くほど健康である。

大腸があって、苦しい生活をするよりは大腸全摘も視野に入れてもいい選択肢かもしれない。

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